コーチと悟り

この世界にはエントロピー(乱雑さ)というものがある。

普通、冷たいお湯と温かいお湯を一緒にすると温度は均一になろうとする。これは混ざり合って均一になる方が乱雑になるからだ。割れた卵は元に戻らないのもそうだ。

しかし、このエントロピー増大の法則に反するものがある。それが生命だ。

生命には元々エントロピーを現象させる、つまり、乱雑さが減ってより秩序化していく方向性を持っている。

しかし、生命には寿命がある。老化もする。これはエントロピーが増大している。

人は生命の力(エントロピー減少)と混沌へと還る力(エントロピー増大)を同時に持っている。全ての存在はその2つを持っている。

つまりは陰と陽なのだ。陰という遠心力(引き離し、バラバラにする力)と、陽という求心力(まとまって一つになる力)を共に持っていて正常なのだ。

陰と陽の両方を理解し、そのバランスを取ることが人間の道(タオ)と言える。

今の時代は、この陽の力を見失っている。一つにまとまる力、つまり生命力を発見できていない。

まるでロボットのように考え、身体をロボットのように感じている。メンテナンスをすれば長持ちするとかだ。

生命力は秩序だ。身体はこのまとまる力が幾層にもわたって機能し、膨大なネットワークを作っている。そして自律機能を持っている。

頭で考えたメンテナンスは間違うことが多々あるが、自律機能は本来の状態を知っていてそこに戻そうとする。

この力を身を持って知ることが悟りではないのか。

当たり前に存在している自分を当たり前ではないものとして再認識する道が悟りではないのか。

そして、コーチとはその力の発見を手助けし、自分が当たり前の存在ではない、価値そのものであることを思い出させてくれる存在なのだ。




アイムコーチング

苫米地式コーチング認定コーチである笠原一星が、苫米地式コーチングを提供しているサイトです。コーチングによって新しい自分に生まれ変わるお手伝いを致します。